はじめに
「幼児のうちから家庭学習の習慣をつけたいけれど、なかなか続かない」
「子どもが自分から勉強に取り組めるような、楽しい工夫はないかな?」
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
わが家では、5歳の娘がワークに取り組んだ日に、カレンダーへ好きなイラストを描いています。

お勉強カレンダーに描いたウッディのイラスト
何を描くか決めるのは娘。
「今日はシナモロール!」
「次はピカチュウ!」
「このキャラクター描ける?」
と、その日のリクエストを聞いて、私がカレンダーの空いているスペースに描いています。
始めた当初は、娘の家庭学習を習慣化させようと考えていたわけではありません。川崎病で入院していた娘に、病室で過ごす毎日の中で少しでも楽しみを作れたら、という思いから始めたものでした。
ですが、この「ご褒美イラスト」を続けているうちに、自分からワークに取り組むことが増えました。
この記事では、わが家の「お勉強カレンダー」のやり方や娘に見られた変化、これまでに描いたイラスト、始めたきっかけを紹介します。

※本記事には Google AdSense 広告が含まれます。
わが家のお勉強カレンダーのやり方
まずは、実際のお勉強カレンダーがこちら。

お勉強カレンダー全体の写真
やり方は、とてもシンプルです。
- 娘がワークに取り組む
- 描いてほしいものを娘が決める
- 私がその日のカレンダーにイラストを描く
基本的には、これだけです。
わが家では、
「○ページできたら描く」
「全部正解だったら描く」
といった細かい条件は決めていません。1問だけ取り組んだ日でもOKです。
正解した数や取り組んだ量ではなく、少しでもワークに向き合ったことを、その日のイラストと一緒に残しています。
キャラクターの日もあれば、動物や、そのとき娘が興味を持っているものをリクエストされる日もあります。
何を描いてほしいと言われるかは、その日になってみないと分かりません。
「それ描いたことないんだけど……!」
と思うようなリクエストが来ることもありますが、それも含めて楽しんでいます。
イラストができるまでをYouTube Shortsでも公開中
最近は、イラストを描いているところを撮影し、早送りにしたYouTube Shortsも投稿しています。
白いスペースから少しずつ絵ができあがっていく様子を、何のキャラクターか予想しながら楽しんでいただけたら嬉しいです!
完成したイラストだけでなく、
「どんなふうに描いているの?」
という制作過程まで残せるようになりました。
YouTube Shortsを始めてからは、自分がリクエストしたイラストの動画を見ることも、娘の楽しみの一つになっています。
これから描くイラストも、撮影できたものはYouTube Shortsで少しずつ公開していく予定です。過去に描いたものについては動画がないため、このページで写真と一緒に紹介していきます。
最近のお勉強カレンダー
ここからは、最近描いたイラストを紹介します。
8月29日|シナモロール

お勉強カレンダーに描いたシナモロールのイラスト
この日は、サンリオのシナモロール。最近、ばあばとピューロランドに行ったときに買ってもらった、お気に入りのシナモロールちゃん人形を描いてほしい!というリクエストでした。
8月26日|キュアアンサー

お勉強カレンダーに描いたキュアアンサーのイラスト
娘が大好きなアニメ、名探偵プリキュアのキュアアンサー。自分も名探偵になりたい!と憧れています。
細かいパーツが多く苦戦しましたが、個人的にはかなり気に入っている一枚です。
8月25日|バズライトイヤー

お勉強カレンダーに描いたバズライトイヤーのイラスト
トイストーリーのバズライトイヤー。こちらも映画「トイストーリー5」の影響でリクエスト。映画で出てきたハイテク版バズが、父親の真実を告げられ「うーそーだー!!」と叫ぶシーンにハマっていました(笑)
8月22日|ウッディ

お勉強カレンダーに描いたウッディのイラスト
トイストーリーのウッディ。パパは、「なんか哀愁漂ってない!?」と、カレンダーを見るたびウッディが気になる様子でした(笑)
8月20日|リリーパッド

お勉強カレンダーに描いたリリーパッドのイラスト
トイストーリーのリリーパッド。最初はおもちゃたちと対立していたけど、その心は、ボニーを思う優しさに溢れていたことに心を打たれ、娘の大好きなキャラに。娘自身も、リリーパッドの絵をたくさん描いていました。
その他のお勉強カレンダー












このように、ばあばの家で飼っている犬や、家で飼っているオカヤドカリ、ヤモリ、ポケモンなど、その時々で違ったリクエストがあります。
👉今後さらに増えてきたら、過去のイラストは月別の記事にまとめていく予定です。
ご褒美イラストを続けて、娘に見られた変化
ご褒美イラストを続けるうちに、娘は次に描いてもらうものを楽しみに、自分からワークに取り組むことが増えました。
わが家では、次の3つがやる気につながっているように感じます。
1.頑張ったことが目に見える
カレンダーのイラストは、娘がワークに取り組んだ証しです。
イラストが増えると、それまでの努力の積み重ねが一目で分かります。娘もカレンダーを見ながら、
「わたし、エライ!」
と嬉しそうにしています。
2.描いてほしいものを自分で選べる
何を描くか決めるのは、毎回、娘です。
キャラクターだけでなく、動物や家で飼っている生き物など、そのとき好きなものを自由に選べます。
「次は何を描いてもらおうかな」と考えることも、娘にとって楽しみの一つになっています。
3.結果ではなく、取り組んだことを残せる
わが家では、決められたページ数や全問正解を条件にしていません。1問だけの日でも、ワークに取り組めたらOKです。
結果ではなく、「今日もやってみた」という頑張りをイラストとして残しています。
「言われたから」ではなく「自分からやりたい」へ
頑張ったことが目に見え、描いてほしいものを自分で選べて、取り組んだ過程も認めてもらえる。
こうした小さな楽しみが重なり、娘にとってワークは「言われたからやるもの」から、「自分からやりたいもの」へ少しずつ変わっていったように感じます。
特にYouTube Shortsを始めてからは、
自分がリクエストしたイラストができあがる様子を動画で見ることも楽しみなようで、今ではこちらが、
「今日は動画を撮らないの?」
とプレッシャーをかけられているように感じることもあります(笑)。
※これは、わが家の娘に合っていた一つの方法です。子どもの性格や興味によって、合うご褒美や続け方は異なると思います。
この習慣を始めたきっかけは、川崎病での入院
この「ワークをしたらカレンダーに絵を描く」という習慣を始めたのは、娘が川崎病で入院していた頃でした。
娘は治療が長引き、約1か月半入院しました。
病状が落ち着いてくると、今度は病室で過ごす時間を持て余すように。遊びにも少しずつ飽きてきたため、家から持ってきたワークに取り組むことにしました。
そして、少しでも毎日の楽しみを作れたらと思い、ワークに取り組んだ日に、その日のリクエストを聞いてカレンダーへ絵を描くようになりました。
始めた頃は、単純に娘が喜んでくれたらいいな、という気持ちでした。
カレンダーが先生との会話のきっかけに
ところが続けているうちに、このカレンダーが思いがけず娘と先生たちとの会話のきっかけにもなりました。
先生たちが回診に来るたびにカレンダーを見て、
「今日は何が描いてあるの?」
「このキャラクター知ってる!」
と声をかけてくれるようになったのです。
知らない大人に囲まれる病院では、どうしても緊張していた娘。
でも、自分の好きなキャラクターの話になると自然に会話が始まり、先生たちとの距離も少しずつ縮まっていきました。
いつの間にかカレンダーは、娘と先生たちをつなぐ小さなコミュニケーションツールのような存在になっていました。
そして先生たちも、
「今日は何が増えているかな?」
と楽しみに見てくれるように。
私自身の絵の練習にもなりました
そうなると、描いている私の方も、
「せっかく見てもらうなら、もう少し上手に描きたい!」
と思うように。
毎日のように娘から違うキャラクターをリクエストされるので、描いたことのないものに挑戦する機会も増えました。
絵本作家を目指して絵を描いている私にとっては、これが思いがけずよい練習にもなっています。
娘の楽しみのために始めたことが、先生たちとの会話を生み、私自身が絵を描くきっかけにもなりました。
退院してからも、
「今日ワークやったから、これ描いて!」
という娘のリクエストは続き、そのまま今でもわが家の日常の一つになっています。
👉娘が川崎病で入院してから退院するまでの経過については、別の記事で紹介予定です。
「ご褒美」だけではなく、親子の記録に
最初は、
「ワークをやったら、好きな絵を描いてもらえる」
という、ちょっとしたご褒美のようなものでした。
でも、あとからカレンダーを見返すと、
「この頃は、このキャラクターが大好きだったんだな」
「この日は、これを描いてと言っていたな」
と、その時々の娘の興味まで残っていることに気づきます。
ワークに取り組んだ日の記録であり、娘が好きだったものの記録であり、私が描いてきた絵の記録でもあります。
今では、ご褒美というだけでなく、カレンダー1枚に親子それぞれの小さな成長を残せる、大切な習慣になりました。
まとめ|ご褒美イラストが家庭学習を楽しく続ける習慣に
入院生活の中に少しでも楽しみを作りたいと思って始めた「ご褒美イラスト」。
続けているうちに、娘は次に描いてもらうものを楽しみに、自分からワークへ取り組むことが増えました。
わが家で大切にしているのは、
- 描いてほしいものは娘自身が選ぶ
- ページ数や正解数を条件にしない
- 少しでも取り組めたことを残す
- 親子ともに無理をせず楽しむ
ということです。
家庭学習の方法や、やる気が出るきっかけは、子どもによって異なります。
それでも、頑張った日のカレンダーに好きな絵を残すことも、家庭学習を楽しく続けるアイデアの一つになれば嬉しいです。
娘がいつまで、
「今日はこれ描いて!」
と言ってくれるのかは分かりません。
これからも親子で楽しめる間は続けながら、新しく描いたイラストをこの記事へ少しずつ追加していきたいと思います。
制作の様子はYouTube Shortsでも更新していきますので、何のイラストが完成するのか予想しながら、楽しんでいただけたら嬉しいです!

特記がない限り、本記事内の写真はすべて筆者(ふるきあゆみ)が撮影したものです。




